眠れない夜は永い

もうこれで最後だと思った瞬間を綴っていきます

キャパオーバー

どういう言葉をかけたらいいのか、

どういう態度をとったらいいのか、

まるでわからないけれど、

きみが何を考えてるかはうっすらとわかるから、

それを一緒に考えることはできるよ。

 

投げてきたボールは、

とてもじゃないけど、

受け取ることはできない。

でも、その方向に走っていくことはできるよ。

 

きみの気持ち、

ちっともわかってくれない人に、

存在価値はない、

と言い切ることができるよ。

 

言ってほしいんでしょ?

苦しそうだねって。

だから、

言ってあげるだけ。

それしか私にはできないから、

それ以上は求めてこないで。

 

人格を無視して、甘えてこないで。

 

私だってきみと同じで、

泣いたり、

眠れない夜を過ごしたり、

拗ねたり、

やきもち焼いたり、

するんだからさ。

 

だから、

大切に扱ってほしい。

それだけなのに。

 

私は、きみが投げたボールを、

追いかけて走ってったまま、

きみのところには、

戻って行きたくないんだ。