眠れない夜は永い

もうこれで最後だと思った瞬間を綴っていきます

2020-02-01から1ヶ月間の記事一覧

自殺者について

日本の自殺者が10年連続で減少しているらしい。 政府は26年までに先進諸国と同水準の13.0人以下にする目標を掲げているという。 じゃあ、13.0人の人たちは死んでもいいんだろうか。 そもそも自殺者がいること自体、 何かが狂っているはずなのに、 自殺者の数…

aikoを聞く女は可愛い

自分ってどこまでも可愛くないよなあと思う。 それはaikoを聞いた時。 私の周りの女たちはみんな、aikoの歌詞に共感をする。 私も共感している、 フリをする。 aikoを聞いていれば、 誰もが納得する「女」になれるから。 みんなが私を納得してくれるから。 …

東京

ついこの間、大学受験を終えた弟から私の受験のことを聞かれて嬉しかった。 熱が入っていろいろと語ってしまった。 弟は上京したかったが、 その夢は叶わなかった。 もう一年後に再チャレンジするか、 地元に残るか、 すごく悩んでいるとのこと。 私は地元に…

考察「カランコエの花」

「カランコエの花」 という映画を観た。 LGBTに対する偏見がテーマになっているそうだが、 この映画の主題はこれに止まらない気がする。 この映画で舞台となるのはある高校。 クラスにレズビアンがいるという事実に対してクラスメートたちの気持ちがそれぞれ…

蹴る行為

最近、空中を蹴るのにハマっている。 フォームはカッコ悪いと思うが、 思いの丈を込めて、 空中を蹴ると、 何の罪もないものを、 傷つけた背徳感と、 思いっきり蹴ったわりに、 世の中は1ミリたりとも変わっていない、 無力感が、 拮抗し、 私の毎晩の虚無…

殺したい感覚

昨日、高校時代に好きだった人が夢に出てきた。 どこが好きだったのか、そういう感覚はすっかり忘れてしまっているのに、夢に出てきたときは、「あ、好きだった人だ」とすぐにわかった。 片思いの良いところは、 好きな気持ちを好きなまま大事にしまっておけ…

夜空はいつでも最高密度の青色だ

3年前にレイトショーで観た「夜空はいつでも最高密度の青色だ」。 先週レンタルビデオ屋で借りてきた。 3年越しに観たその映画は青かった。 私は青かったな。 社会人2年目の私を、 私は可哀想だと思っていた。 だから、世界をきっと嫌いでいいと信じていた。…

春の予感

タバコの匂いが、 染み付いた、 ma-1の誇らしさ。 吸い込んでは引き出そうとして、 舞い戻る、 都会の暗闇。 何故か、嫌な予感がするよ。 そう言う人ばかりだったら、 少しは世界も平和だったかもしれない。 冬。 苦しくないと言うのが嘘だとしたら、 嘘は必…

indigo la End

indigo la Endをずっと聴いてきた。 大学時代の孤独の相棒だった。 母と過ごした3年間を思い出す。 赤い橋を渡り、 母はどこか遠くへ行ってしまった。 待ってよ、待ってよ、 私の掌に残ったのは、 鉄の塊一択で、 それから、しばしば、 悪夢に悩まされた。 …

現代の戦争

ツイッターのアカウントを消した。 定期的に今ある全てを破壊したくなる時があり、つい先日がそれだった。 自分が強くなるのではなく、 他者を貶めることにより、 こぞって、 自分が他社より優位に立つ、 愚者で溢れかえる世の中に、 うんざりすることがある…

火の車

車中泊で生活をする人たちを追った、NHKのドキュメントを見た。 明日も生きるか死ぬか、の瀬戸際。 家族も友人もいない。 誰も助けてくれやしない。 守ってくれるのは車だけ。 今日、銀行に行って2ヶ月ぶりに通帳記帳をしたら、勤務先から給料が2ヶ月分振り…

なんもしない理由がわかるか?

大学でできる勉強なんか、 ほんの茶番に過ぎない。 たったの4年でなにがわかる。 人生でできることなんか、 ほんの宇宙のはしくれだ。 たったの〇〇年でなにがわかる。 自分ができることなんか、 どう転んだって、 大したことないんだから、 それと同時に、 …

大学を出た意味がなかったと悟った瞬間が、人生のはじまりやでな

生徒の合格発表ラッシュ。 大学なんて、ゴールでもなければ、 スタートにも満たない。 「同志社か立命やったら同志社やんな?」 って聞いてきた生徒のこと、 まだまだ未熟やなって思った。 ブランドとか、 周囲のウケとか、 金とか、外見とか、 相対的な見方…

生活はできそう

2年前に辞めた会社を見てきた。 思い出すのは、窮屈な制服と、安月給と、同期と食べた昼飯くらいで、職を手放すほどの恨みがあったはずなのに、それはなんの恨みだったのか、今ではもう忘れてしまった。 休日の会社はひっそりとしていて、 近くに行っても開…

人間関係撲滅運動

他人には優しくできるけれども、 他人の幸せは願えない。 私はとても優しい人間だと、 評価されることが多いが、 実際のところ、 真逆の人間だ。 「優」は人を憂うと書く。 しかし、私はこれまで他人に気を揉んだことがない。 他人の人生に興味がない。 どう…

バレンタインを積分せよ、死ね

バレンタイン。 仕事で取引先にすっぽかされた。 弟は補欠合格。 鏡に映ったブスは自分。 脂肪と糖の吸収を抑える。 ストレス軽減。 私はよく舐められるけど、 それも計算通り。 世界で一番下衆な性格をしていると思う。 優しさを散布して、 人間を取り込み…

相変わらず訳のわからないこと言ってます

2月から弟の大学一般入試が始まった。 母と共に半月ほど東京へ行っている。 弟って言っても、年が離れているせいか、血が繋がっている気がしない。他意なく、赤の他人のように思える。 なぜなら弟と私が内面において似通っていると思ったことがないからだ。 …

存在していい

学生時代、楽しそうに授業をする先生の授業は楽しかったなあと思う。 今日テレビで、東京大学の大学院を出た建築家が、終始小学生が砂場で宝探しでもしてるかのようなキラキラした目で語っていて、こういう人になりたいと思った。 特に大人になったら毎日毎…

悶々

「夢」「頑張る」「チャレンジ」 といった言葉が嫌いだ。 誤解しないでほしいが、夢に向かってチャレンジしようと頑張っている人を侮辱したいのではない。 ただ、未来があることを前提にしたワードに圧倒されて、私自身が息苦しくなる。 それだけなのだ。 私…

イライラする日

今日職場で朝からイライラすることがあった。 同期に、生徒が午前中に模試受けにくることを伝えたら、 「答案の発送は今日なんで」 と返された。 つまり、今日発送なのにどうして午前中に受けることを許したのか?と突っかかってきたわけである。 たしかに発…

父と焼肉に行った話

父に焼肉を奢ってもらった。 私の反抗期が長すぎて、私が実家にいたときは、話をしたことはほとんどなかった。 今回、サシでご飯を食べに行くことになり、私は時の流れを感じざるを得なかった。 私が大人になったのか、父が年老いたのか。 お酒を飲み、肉を…

欲は満たされるというのは幻想だ

生徒がしょうもないことで悩んでいるのが可愛い。 それだけで私の仕事のモチベーションが保たれると思う。 今日の面談では、 「友達の輪が広がってきて、楽しいのだが、勉強しなきゃいけない真面目な自分もいて、どうやって折り合いをつけていけばいいか」と…

結婚式の二次会

どんなに愛しい人でも、 いずれはその人を傷つけてしまいそうで怖い。 私が傷つく前に、相手を傷つける、 正当防衛はいつ覚えた? 一度傷つけてしまった人とは、 二度と連絡を取っていない。 自分の傷口が乾いていようがいまいが、 関係はなく、 その人の傷…

人間

今日、私の働いている校舎に突然、子連れの母親がやってきた。 3歳くらいの子を2人連れていて、 道に迷ってしまい、ケータイの充電も切れてしまったからどうしようもなく、我々に助けを求めにやってきたというわけだ。 こんな極寒の中、2人の幼児を連れて彷…

レンタルなんもしない人の考察

前にも書いたけど、レンタルなんもしない人への興味が尽きない。 ドキュメント72時間の年末スペシャルを見てからである。 最初私は、レンタルなんもしない人って、空気みたいな存在で、代替可能なものだと思っていたが、最近どうやらそうでもないと思うのだ…

相対評価から脱却せよ、若しくは酒

26歳だから大丈夫だと言われた。 何が大丈夫なのか、全く解せないが、 たぶん大丈夫なんだろうと思う。 歳を重ねるごとに、 何が正解なのかが分からなくなってきた。 十代の頃は、教科書が正解だったし、 好き嫌いなくたくさん食べて、 たくさん友達がいて、…

逆再生の春

今、すべてが終わってしまったなら、 僕は少しだけほっとするかもしれない。 9%のお酒はドラム缶の味がするから、 ほんとは7%がちょうどよかった。 でもキミが仕事帰りに買うお酒は、 いつも9%の強炭酸だから、 僕も溶かされてしまわないように。 キミが深夜…

愛がなんだ

もう驚かなくなった。 大学時代の友人が結婚をする。 今まで、結婚式の誘いが来ても、 返事をしなかった。 他人の幸せを、 祝えなかったときに、 そんな自分に傷つけられたくなくて、 行かなかった。 今回も、 行きたくないけど、 今行っておかないと、 なん…

紙一重

小島被告の手記を読んだ。 刑務所に入りたいがために、 犯行に及んだという。 犯行に踏み切るまでは、 自分の倫理観がストッパーになっていた。 しかし、 警察という公務官に人権を犯されたことをきっかけに、 自分も同じく人権を犯す決断に至ったという。 …