眠れない夜は永い

もうこれで最後だと思った瞬間を綴っていきます

2022-01-01から1年間の記事一覧

すずめの戸締まり

この3ヶ月何をしていたかというと、引っ越しをしていた。 3年半の一人暮らしに蹴りをつけ、実家に戻ることになった。 新しく家を借りようと試みたのだが、いざ家が決まり、契約書に判を押すとなると、躊躇してしまった。無収入で病気持ちの自分に未来などな…

怠惰

特筆することはない。 果てしない孤独を感じるだけだ。

不眠症 第五話

胸ぐらを掴まれたような感覚に陥ることは日常的だった。 その後は大抵殴られるから、 相手が胸ぐらを掴んだ時点でそれは覚悟できている。 概ね他者には期待しないが、 さっきまで微笑んでいた隣人が突如牙を剥くことは、まあよくあることだと踏んでいた。 だ…

不眠症 第四話

わたしは仕事をしていた頃を思い出していた。 高校生を扱う仕事だった。 いわゆる進学塾である。 ある生徒に、短期記憶を失う症状が出た。 中学時代いじめに遭ったことが原因で患ったPTSDが原因だった。 その生徒は塾を辞めなければならなくなった。 上司は…

不眠症 第三話

いつまでこんな生活を続けるのか。 貯金が尽きれば自ら命を絶とうと思う。 祖母がいた空き家で。 首を吊って死のうと思う。 待てど暮らせど自分は生きてる心地がしない。 生きてる心地とは何かもわからない。 首を吊ることは痛みを伴うか。 悲しみと痛みどち…

不眠症 第二話

わたしはわたしでいられなくなった。 わたしがわたしでいることによって、世界に害悪をもたらしているように感じた。 なにより、わたしがわたし自身を苦しめていた。 だから、わたしがわたしでいてはいけない気がしていた。 俗に言う希死念慮の類である。 他…

不眠症 第一話

2、3年前から不眠に悩まされていた。 今の塾の仕事に転職したと同時に一人暮らしを始めた。 そのタイミングから、悪夢を見るようになった。 夜中に飛び起きた時、スマホから放たれる無機質な数字は2時や3時を示していた。 やがて3ヶ月ほどすると、悪夢を見る…

葬式でかける曲

人志松本の酒のつまみになる話で、空気階段の水川かたまりが自分の葬式で何をかけてほしいか、というのを話題に上げていた。 各々が思い入れのある曲を挙げていたが、自分がいない場所で自分が流す曲を選ぶっていうのはどこか違和感を感じた。 死んだのは自…

ヤクルト10000

今までどうやって生きてきたか忘れてしまった。 死ぬまでの暇つぶしにしては長すぎる。 今後ひとりで生きていくには長すぎる。 そう、とっくに心は死んでいたのだった。 終わりの見えない日々をしがんで ただただ息をしているだけ。 トイレットペーパーがな…

0812の日

日本では結婚したら片方の姓を名乗ることが法律で決められていて、夫の苗字名乗ることが暗黙の了解である。 苗字名乗ったら訳のわからん親戚から家ごと責任取らさせる。 親を見ているとその責任でずっと苦しんでいる。 子どもがいるからここまでやってこれた…

24時間テレビはクソ番組

身体的にハンデのある人に頑張らせて、 感動話として完結させようとしている。 障害者は感動話の先もその先もずっとその障害と生きていくのに。生きていかざるを得ないのに。 その場限りの感動でお涙ちょうだい。 てめえらが代わってやれ。 こんなにハンデが…

耳をすませば

思春期の感情が至る所でぶつかりあっていて とてもよかった。 摩耗して輝くものもあれば、そうでないものもある。 原石はその輝きを内包しているからこそ、 無条件に美しい。 「私も試してみる」 「私だって役に立ちたい」 「聖司」って呼び捨てにする雫は、…

対人恐怖症

他人と関わっていると 最終的には その他人に対して絶対に抱いてはいけない感情を抱いてしまう。 それを伝えて関係を終わらせることもできるが、 相手も自分も相当に傷つく。 ならば伝えずにそっと離れようと思う。 こんなことを続けていくと、誰にも気付か…

減薬

自分には何もできなくて お金も稼げないし 1人で食べること寝ることもできない けど 今日病院で減薬を褒められた。 薬剤師も喜んでいた。 なんとなく歩いていたら道を譲られた。 足に違和感を感じ、 俯くとそこは血の海だった。

死にたい

かつて、死んだことないから死んでみたくなるのは当たり前だと肯定してくれた歌手は、今の俺の殺してみたい感情も受け入れてくれるだろうか。 赤い薔薇の中に立っていた。 どうやって辿り着いたのかわからない。 一歩動くと棘が刺さるから、身動きが取れない…

年々体調が悪くなる

精神的不調が年々ひどくなっている。 身体は動くのに、精神がやられてしまっているから結果動けないなんてただの生き地獄。 本当に楽に死なせてほしいと心の底から毎日思う。

休職

仕事を休職することにした。 休んだ方がいいことなんてとっくの昔にわかっていたけれど、年数を重ねるにつれ、仕事をこなすことが自分の輪郭をなぞることだと、私は夢想するようになっていた。 死にたい気持ちなんて、社会人の酒のつまみくらいにしか思って…

死にたい

生きることに自由を求めることが許されるのであれば、死ぬことにも自由を求めたい。私が苦しいのは、死にたいからではなく、生きたいのに死にたいからではなく、死にたい気持ちを全否定される世界で生きなければならないからだ。死ぬことがすべての解決策で…

祖母が亡くなった

看取りは間に合わなかった。 死を前にして人は無力だ。 また行き場のない感情とともに生が続く。 本当に大切な人を失う明日を思うと眩暈がする。 順番がひとつ、またひとつ。 明日が来るのが怖い。 目が覚めるのが怖い。 この世に救いはないのだと、そういえ…

申し訳ないけど

家族は悲劇な始まりにしか思えない。 綺麗なものばかり想像してないと生きていけない。 寂しさを感じないと死んでしまう。 そんな人間の醜さを認めることを愛と呼ぶのであれば、私にはそれがわからない。 約束をすることはいずれ傷つけ合うことだ。 傷つけら…

心が

なんでこんな寒いのに入試あるんか。 てかそもそもなんで受験なんか存在するのかがよくわからない。 それを乗り越えたからといってよかったことなんか何もない。 むしろ後遺症みたいに自分の人生を支配している。 こんな、人間ががんばれる気温じゃないのに…

慢性的に死にたい

死にたいのに腹減って死んでる魚とか肉とか食って延命してる自分がまじで邪悪でますます死にたくなるけど、明日はたぶんまだ死なない

ミスキャン

大学のキラキラトイレで「さっき体育館でバドしてきてん!めっちゃリア充じゃない?」って話しかけてきた橋本環奈みたいな子、 こういう子がメガバンに内定もらって学生時代からの恋人と結婚するんやろなって感じて実際その子はメガ証券で働き始めた3年後に…