眠れない夜は永い

もうこれで最後だと思った瞬間を綴っていきます

虚無にホワイトデー

今日がホワイトデーだってこと、

夕方に気がついた。

 

仕事では何回も3月14日って書いてたのにな。

 

歳を重ねるにつれて、

毎日がどうでもよくなってきてる。

 

「ああ、またクリスマスか」

「また桜か」

「また花火か」

「また雪か」

 

仕事もしたくないし、

人とも関わりたくない。

 

だからといってずっと眠っていたいわけでもない。

眠ると悪夢を見るから。

 

世界は消毒。消毒。消毒。

 

あれだけ好きだった音楽や小説も、

孤独を紛らわすためだけの道具。

 

旧友は全員殺してしまったから、

どこにもいない。

 

マスク。

 

家族に会いたい。

 

自粛。

 

さらに、検査。

 

そこまでして、

生きなくても、いいですよ。

 

命を与えてくれた感謝はするし、

命を授かったのは宝くじを100万回以上連続で当たるくらいに希少価値の高いことなんだって、頭ではわかる。

だから、ありがとうございます。

 

だから、もう生きるのは面倒だ。

 

隔離して、

マスクして、

消毒して、

そこまでして、

別に生きなくていいから、

仕事を辞めさせて。

人と関わらなくていいって誰か言って。