眠れない夜は永い

もうこれで最後だと思った瞬間を綴っていきます

希死念慮

希死念慮というと病院行きなんだろうけど、私にとって死は生の否定ではなくて、究極の快楽だと思っている。 ショートケーキのイチゴを最後まで残しておくみたいに、死は最期まで尊いものとしてあるべきだ。 死に際を美しくするために生きてるようなもので、…

上司に反発した翌朝

得体の知れない不安感に襲われる朝。 様子を見ておこうとそっとしておいた内出血が、翌朝には触れられないほど腫れていることが多い。 毎日死にたいと思う。 死ぬ勇気のある人を羨ましいと思う。 でも、生きててくれてありがとうと言ってくれる人がいる。 私…

生徒に思うこと

もっと反抗したらいいのにと思う。 私は親とか先生に反抗しまくったから 今、生きてる。 反抗できる環境にしてくれて感謝してる。 傷つく言葉を知ってたから、 傷つく言葉をめっちゃ言うたし、 腹立つ態度を知ってたから、 腹立つ態度をめっちゃとった。 そ…

少女は3

部活の大会の朝、体調が悪く、 やむなく欠場した。 無視をされ始めたのはその日からだった。 だから、少女も無視をした。 自分自身を。 だれも少女を見てくれる人はいなかった。 学校に行かなければ咎められるのに、 学校に行っても、誰も褒めてはくれなかっ…

少女は2

少女は 成績が良いと褒められた 少女は困っている人を助けて 遅刻をした 少女は 遅刻を咎められた 成績は褒めなくていいから 遅刻を咎めてもいいから 困っている人を助けた行為を 見て欲しかった 少女は 自分を見て ほしかった コロナ禍の中で死んでいく人 …

少女は

少女は孤独だった。 クラスで孤立しているのではなく、 心がいつも独りだった。 話しかけてくれる友達もいるし、昼の弁当を食べるグループもある。教室移動の時はいつも隣に友達がいる。 皆、少女を好いてくれている。 ただ、少女自身は誰一人として好いてい…

悪夢

「毛嫌いしないでよ、私がいなくなったらきみは本当に孤独だよ、相対的な孤独ではなく、孤独を孤独として誰も認めてくれない、そんな世界なんだよ」 そう言ってその存在は夢に現れた。 仰向けの私に覆い被さって、 私は今、外部から襲われることの不安に苛ま…

休日も休んだ気がしない理由

他人の顔がウイルスに見えてくる。 なるべく見ないようにする。 1人の時間。 「人の温もりが感じられなくなった一年でした」 「こんな時期ですが頑張りましょうね」 「落ち着いたらご飯行こうね」 少しばかりも共感できないフレーズが私の生活を覆い尽くす。…

進まない

学生時代、indigo la Endをウォークマンに入れて暇があれば鴨川を歩いていた。 最近は時が進まないな、と感じることが多いから、 仕方なく昔を思い出す。 学生時代の友人が夢に出てくる。 誰一人として連絡はとっていない。 仕方がないから、 indigo la End…

卒業をする

あの先生が黒板を叩きつけたときの気持ちを、友人たちに自分だけが映画に誘われなかった訳を、 しゃべったことないあの子が見つめるグラウンドの先を、 夕日に照り返しを受けたエナメルバックの中身を、 イヤホンの音楽を、 志望調査を、 知らないままに。 …

コロナだから

会うのやめよってなると安心する自分に不安になることがある。 ニュースをつけるたびに明日死ぬのかなって思う。 大切な人をなくして、自分の心が死ぬのかなって思う。 いつもいつもそんなことを考えてるわけじゃなくて、たまに考えてる。 その考えが何も救…

好き

教室の学ランがワイシャツに変わる瞬間が好き。 体育の後の制汗剤と汗が混じった甘酸っぱい匂い。 シャツの中の行き場のない暑さをうちわであおぐ仕草。 身長が足りてないのに黒板を消すときのスカートの揺れ。 放課後のグラウンド。 立ち止まって挨拶をする…

今日うれしかったこと

Facebookの友達かもの通知に 高校時代好きだった人が出てきたこと。 これってもしかして、 向こうが検索したからなのか、 と、表示の仕組みを調べてみたけど、 随分前に私が検索したから、 出てきただけの話であった。 うまくいかない。 今日も感染症で、 私…

上司との面談

今の職場に来てから1年になる。 上司との面談があった。 向こうも表面的なことしか言わないし、 私も当たり障りのないことしか言わないから、 無意味な面談だったように思う。 1年働いてみて、 生徒がいなかったら、 全く楽しくない職場だった。 私には生徒…

もしも君が泣くなら

世界が美しいからという理由だけで、 ほんとに他人とわかりあえるのかな? わかりあえると言ってほしい。 だるい日々が続いていた。 他人と私はどうせお互いに対する温度が 一致することは一向にないし、 こちらが期待すればするほど疲弊するし、 向こうに期…

最果タヒさんの個展に行きたひ

最果タヒさんの 20.何もしたくないわけではないし、できないわけでもないが、しない日。 生きるのがだるいのは、 本当にそうだ。 「明日を生きられない人もいるのよ」 って言われても、 私だってそうだ。 明日を生きられないかもしれない。 とにかく、今生き…

虚無にホワイトデー

今日がホワイトデーだってこと、 夕方に気がついた。 仕事では何回も3月14日って書いてたのにな。 歳を重ねるにつれて、 毎日がどうでもよくなってきてる。 「ああ、またクリスマスか」 「また桜か」 「また花火か」 「また雪か」 仕事もしたくないし、 人と…

18歳

今まで、難しい問題ばかりで、 うんざりしただろう。 二度と赤本なんて見たくないよな。 でもみんなは、 これから答えのない無数の問いに 立ち向かっていくんだよ。 正解ががあるかも、 この問いに終わりがあるかもわからない。 暗闇に打ちひしがれる日もあ…

無気力

一年前までは、 腹立つこととか、 見返したいこととか、 ライブ行きたいとか、 恋人欲しいとか、 新しい化粧品欲しいとか、 そういう気持ちがあったけど、 最近めっきりだ。 昔は落ち込むことがあってもそれは、 何かをしたいに替えられてたけど、 最近は、 …

ウイルスに塗れた3.11

radwimpsの「世界の果て」を聞いて。 私はあれからどう生きたか? 震災から9年経っても、 救えないものが、 あるということを。 わかっていたけれど、 見ないようにしていたことを。 すべてを目の前に突き出された心待ちになって、落ち込んだ。 私は被災者で…

自粛に対する見解

コロナウイルスの感染拡大防止のために 卒業式とか 一生に一度の行事がなくなって かわいそうだという声に対し、 でも、コロナウイルスにかかった生徒が、 「お前のせいでなくなった」と いじめに遭わなくて済んだから、 この施策は正解だったという呟きが …

コロナ

コロナウイルスのせいで結婚式なくなった友人。 結婚も白紙に戻して仕舞えばいいのに。 自分だけが愛されると思うな。 自分だけが愛せると思うな。 愛というのは裏で人を殺してるんだぞ。 誰か1人が幸せになれば、 誰か1人が不幸せになる、 だから、世界は全…

やっば他人と関わるのしんどい

年下の男に付き纏われて胸糞悪かった夢。 ばばあの雑談に空笑い。 どうでもいいことに振り回される毎日。 他人と話すたびに、 こんなに優しくするんじゃなかったと、 後悔をする日々。 期待なんかしてないけど、 とにかく、 他人と関わるスタミナがないから…

面接練習①

質問: 働くとはどういうことですか? 回答: 自分から放出された何かが、不特定多数に存在してokと認められることです。 人間は、そのものが、生まれた時から無条件に存在してokなものです。 働くとは、人間それ自体ではなく、人間から分身した何かが、存在…

幸福の侮辱

笑ってれば良いことあるって よく言うけど、 ただ口角上げてるだけじゃ、 ダメなんだよ。 相手が怒ってても、 怒られたと感じるのは、 自分。 妬んでても、 妬まれたと感じるのは、 自分。 相手なんか、 好きにさせとけばいいんだから。 自分本位に生きてこ…

鷲田さんから学んだこと

今日読んでた本に、 他者との会話は、 理解し合うためではなく、 理解し得ないことを、 理解するためにあるということが 書いてあって、 なるほど、と思った。 私たちは、 相手といずれ分かり合えると思って、 相手と自分がいつか、 ぴったりと同じ枠の中に…

キャパオーバー

どういう言葉をかけたらいいのか、 どういう態度をとったらいいのか、 まるでわからないけれど、 きみが何を考えてるかはうっすらとわかるから、 それを一緒に考えることはできるよ。 投げてきたボールは、 とてもじゃないけど、 受け取ることはできない。 …

ポルダーガイスト

ウイルスが怖いとか、人間が怖いとか。 よのなか、なにがこわいのか、 わからないのがこわいよな。 みんながみんなを避けているし、 避けられてる気もして。 おとといに戻りたい

弟の卒業式

昨日弟の卒業式に行った。 最後のホームルームでは、 一人ずつ答辞を述べていた。 それぞれ、 どんな3年間だったのか、 私には想像もつかないけれど、 みんな、 たぶん楽しいことよりも、 辛いことがちょっとだけ上回っていたのではないかと思う。 青春って…

送辞

ご卒業おめでとうございます。 突然ですが、私は「愛」という言葉が大嫌いです。 愛は受け取る側ではなく、与える側のエゴだと思うから。 でも、 受け取る側が、 与える側の「愛」に気づいた瞬間、 それは他でもなく愛に変わるのです。 ただし、それに気づく…